【必見】アドフラウドの被害事例と対策事例10選!事例から対策方法を学ぼう

デジタル広告の普及が進む現代、企業が広告運用に力を注ぐ一方で、広告詐欺「アドフラウド」の脅威が増しています。
この記事では、アドフラウドの事例について詳しく解説するので、アドフラウドについて調べる参考にしてください。
アドフラウドの被害事例|報道されにくいのが実情

アドフラウドの被害事例は、広告代理店の守秘義務や広告主の信頼維持の観点から社名が公表されず、報道されにくいのが実情です。
ここでは、実際に確認できたアドフラウドの被害事例を5つご紹介します。
被害事例1.配車予約サービスのUber|数億円規模の被害額

配車予約サービスなどを手掛けるUberは、広告代理店やアドネットワーク企業に対して、配信先メディアのアドフラウドを意図的に見逃していたとして、損害賠償を請求しています。
具体的な被害金額は明らかになっていませんが、支払った広告費の総額は93億円に上るとのことで、少なくとも数億円以上のアドフラウド被害を受けていると考えられます。
ネット広告は配信先が不透明な場合が多く、広告代理店やアドネットワークにすべてを任せてしまうと、思わぬアドフラウド被害に遭う場合があります。そのため、広告主から積極的に配信先がどこか確認し、アドフラウドが起きにくい配信先なのか把握する必要があります。
【関連記事】Uber、アドフラウド裁判で広告代理店「Fetch」だけでなくアドネットワーク企業を起訴
被害事例2.ニュースアプリのグノシー|約3万の不正インストールが発生

ニュースアプリのグノシーでは、2017年頃にインストールを促す目的の広告にて、1ヶ月間で約3万のインストール数が発生したように装われて広告費を無駄にしてしまった事例が発生しています。
2017年頃のニュースアプリの平均CPIは300円~600円程度(Adjust社やAppsflyerのレポート調べ)のため、1インストール300円程度と仮定すると900万円ほどのアドフラウド被害が発生していたと考えられます。
アドフラウドは、SDKスプーフィング(虚偽のインストール信号を送信する手口)、クリックスパム(他人の端末でクリックを大量に発生させる手口)、クリックインジェクション(他の広告経由のインストールを瞬間的に横取りする手口)など複数の手法により行われたとAdjustは分析しています。
【参考記事】https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000032.000011908.html
被害事例3.日本航空(JAL)|悪質サイトへの広告配信による広告効果の低下

日本航空(JAL)では、広告ネットワークを通じて配信された広告が、ユーザーに不信感を与えるような低品質・悪質なWebサイト上に表示される事態が発生していました。これは、ドメインスプーフィング(本物のサイトを装う偽装)や、MFA(広告収入目的のみで作られた粗悪なサイト)への誤配信によるものと考えられています。
このようなサイトへの広告表示は、実際の購買意欲のあるユーザーに届かず、コンバージョン率の低下や広告費の無駄遣いに直結します。また、JALのようなブランド価値の高い企業にとっては、ブランド毀損リスクという形でも被害が広がる可能性があります。
【関連記事】CVR15%改善!2ヶ月間のABテストで見えたアドフラウド対策の効果とは?
被害事例4.SBI証券|月300万円以上の不正クリックが発覚

SBI証券では、検索広告やディスプレイ広告において不正クリックや偽サイトへの広告配信が行われ、月あたり300万円以上の広告費が無駄に消化されていたことが発覚しました。具体的には、広告が人の目に触れないような場所に掲載されたり、意図的にクリックされるなどのアドフラウド手口が確認されています。
特に金融系広告は1クリックあたりの単価が高く、不正クリックによる被害は深刻になりがちです。加えて、100件以上の不正な広告配信先サイトが確認されており、広告予算の大部分が実際には価値のない表示やクリックに使われていたと推測されます。
【参考記事】https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000151.000031981.html
被害事例5. JPモルガン・チェース銀行|40万以上の無価値な掲載面に広告配信

2017年、JPモルガン・チェース銀行は広告が過激派コンテンツや低品質なサイトに掲載されていることを受け、広告掲載先を約40万サイトから5,000サイトにまで99%削減する大胆な実験を実施しました。
驚くべきことに、掲載先を絞っても広告の効果は全く下がらなかったとされ、膨大な数のサイトが実質的に無価値、もしくはアドフラウド的な配信先だった可能性が示唆されました。
これにより、広告費が大規模にボットや不正なサイトに流れていた実態が明らかになり、同社はホワイトリスト方式での広告運用へと方針を転換しました。
【参考記事】https://www.axios.com/2017/12/15/how-digital-advertising-became-a-total-mess-1513301340
アドフラウド対策の事例5つ|SpiderAF導入

ここでは、弊社のアドフラウド対策ツール「Spider AF」を使ったアドフラウド対策の事例を5つご紹介します。
対策事例1.エン・ジャパン|年間1.5億円以上の被害を未然にブロック

エン・ジャパンでは、SpiderAFの無料アドフラウド診断を実施いただき、年間1.5億円以上の無効トラフィックを検知しました。
その後SpiderAFで無効トラフィックのブロックを開始し、広告費の無駄を削減することに成功しています。
【関連記事】自社ブランドの価値を守る!年間1.5億円の被害を防いだ無効トラフィック対策
対策事例2.KDDIウェブコミュニケーションズ|アドフラウド対策でCVRも改善

KDDIウェブコミュニケーションズは、内製運用の中で多彩なサービスを展開する一方、広告運用に伴うアドフラウド対策が急務でした。
Spider AFの無料トライアルで1ヶ月間に3.45%の不正アクセスを検出。自動で不正クリックやブランド毀損リスクを排除する仕組みにより、無駄な広告費を削減。導入後は予算30%削減にもかかわらず、CVRが最大26%向上し、効率的な広告運用を実現しました。
【関連記事】インハウス運用の限られたリソースで実現したアドフラウド対策とは?
対策事例3.青山商事|自動のアドフラウド対策で運用負荷を削減

「洋服の青山」で知られる青山商事では、SpiderAFの無料アドフラウド診断を13日間実施いただき、10,577件の無効アクセス、73万円のアドフラウド被害を検知しました。
そこで、デジタルマーケティングの課題解決とブランド毀損防止を目的にSpider AFを導入いただき、自動化により運用負荷が軽減され、不正クリックの可視化と無駄広告費の削減が実現できました。
【関連記事】13日間で73万円の被害額 青山商事「導入しないという選択はない」
対策事例4.買取大吉|デジタル広告の効果的な運用が可能に

買取大吉を展開する株式会社エンパワーでは、SpiderAFの30日間の無料トライアルで広告の無効クリック被害が約170万円に上ることを検知しました。
そこで、Spider AFの自動化機能と万全のサポート体制で無効クリック削減・CVR向上を実現。正確なKPI測定と広告効率改善により、デジタル広告費の有効活用がより可能になりました。
【関連記事】総合買取チェーン“買取大吉”がアドフラウド対策を行う理由は?「アドフラウド被害が減少したことで、デジタル広告費の効果的な運用が可能となりました」
対策事例5.北の達人|クリエイティブ効果の測定精度向上

通販業界大手の北の達人コーポレーションは、膨大な広告費投入の中で、不正クリックや無効アクセスによるアドフラウド被害に直面していました。
Spider AF導入で不正アクセスを自動検知・排除し、クリエイティブ効果の測定精度が向上。結果、広告費の最適配分とROI改善を実現し、効率的なマーケティング戦略の構築に成功しました。
【関連記事】通販業界大手、北の達人コーポレーションが考える広告運用におけるアドフラウド対策とは?「Spider AFの導入で、クリエイティブ効果測定の精度が上がりました」
国内外におけるアドフラウドの現状

国内外では、アドフラウドの被害が拡大しています。例えば、米国では年間数十億ドル規模の損失が報告されており、日本でも企業の広告費の約10%がアドフラウドによって浪費されているとの調査結果があります。特にモバイル広告市場の拡大に伴い、不正クリックや偽装インストールが急増しています。
また、アドフラウドの手口は高度化しており、AIやボットを活用した手法が一般化しています。これにより、従来の手動監視だけでは不正を見抜くことが難しくなり、先進的な対策ツールの導入が急務とされています。
代表的なアドフラウドの手口

アドフラウドの被害は、様々な不正な手法によって引き起こされます。それらの手口は年々高度化しており、広告主が被害を認識しにくい形で行われることが多いのが特徴です。
自動化プログラム(ボット)による不正クリック
ボットによる不正クリックは、アドフラウドの中でも特に広く知られた手法です。ボットとは、人間が操作しているように見せかけて広告をクリックする自動化プログラムのことを指します。これにより広告主は本来得られるべき成果ではなく、不正に発生したクリック数に基づく費用を請求されます。
ドメインなりすましによる広告詐取
ドメインなりすましとは、本物のウェブサイトやアプリに似たドメインを作成し、広告配信を偽装する手法です。広告主は自社広告が信頼性の高いサイトに掲載されていると信じますが、実際には偽装されたドメイン上で不正に配信されています。
クッキースタッフィングの手法と影響
クッキースタッフィングとは、ユーザーの意図とは関係なく広告クリックを偽装し、クッキー情報を保存させる手法です。これにより広告主は成果報酬型広告の費用を不正に請求されます。特にアフィリエイト広告で多く見られる手口です。
【関連記事】アドフラウドの種類・手法9つを全て解説!アドフラウド対策方法なども
アドフラウドが企業に与える影響

アドフラウドの被害は、単に広告費の浪費にとどまらず、企業のブランド価値や事業全体に深刻な悪影響を及ぼします。その影響は短期的な損失だけでなく、長期的な競争力低下につながることも少なくありません。
広告費用の無駄遣いとROIの低下
アドフラウドの最も顕著な影響は、広告費用の浪費です。特にクリック課金型(CPC)やインプレッション課金型(CPM)の広告では、偽のクリックや閲覧数が広告費として計上されるため、正確なROI(投資対効果)が測れなくなります。また、無駄に使われた広告費用は、他のマーケティング施策に充てるべきリソースを削る結果にもつながります。
ブランドイメージへの悪影響
アドフラウドは、ブランドイメージにも悪影響を与える可能性があります。不正な広告配信先が低品質なサイトや違法コンテンツの掲載サイトである場合、ブランドの信頼性が損なわれる危険性があります。特に消費者がそのようなサイトで広告を目にした場合、ブランドの評判が低下し、企業全体のイメージダウンにつながることがあります。
【関連記事】ブランド毀損の事例8つと原因ごとの対策を徹底解説
アドフラウド対策の重要性と具体的な方法

アドフラウドの被害を防ぐためには、具体的かつ効果的な対策を講じることが不可欠です。
アドフラウド対策ツールの導入

最新のアドフラウド対策ツールは、不正なクリックやインプレッションをリアルタイムで検出する機能を持っています。これらのツールは、ボットの行動パターンを分析したり、不審なトラフィックを遮断する仕組みを備えており、精度の高い保護を提供します。また、導入は広告運用の効率化にもつながり、ROIの向上が期待できます。
アクセス状況のモニタリングと解析
アクセス状況を定期的にモニタリングし、不審な動きを早期に発見することは、アドフラウド対策の基本です。具体的には、急激なトラフィック増加や異常なクリックパターン、CTR(クリック率)の極端な変動などの兆候を監視します。解析結果をもとに広告配信先の見直しを行うことで、被害の拡大を防ぐことが可能です。
高リスクの出稿先サイトのブラックリスト化
広告配信先が不正の温床である場合、被害に遭うリスクが高まります。高リスクサイトを特定し、出稿先リストから除外することが効果的です。ブラックリストの作成には、過去のアクセスデータや第三者ツールのレポートを活用します。また、新たなリスクサイトが出現した場合も、迅速に対応できる仕組みを構築することが重要です。
まとめ
アドフラウドは、広告費用の浪費やブランドイメージの悪化など、企業に深刻な影響を及ぼします。しかし、適切な知識と対策を持つことで、そのリスクを大幅に軽減することが可能です。本記事では、アドフラウドの事例や代表的な手口、そして具体的な対策方法を解説しました。
特に、アドフラウド対策ツールの導入は、企業がこの脅威に立ち向かう上で欠かせません。たとえば、SpiderAFのような最新ツールを活用することで、不正トラフィックをリアルタイムで検出し、広告費の無駄を削減できます。また、モニタリングやブラックリスト化といった基本的な対策を組み合わせることで、より強固な防御体制を築くことが可能です。
企業の広告運用が適切に管理されることで、ROIの向上やブランドの信頼性向上が期待できます。今すぐアドフラウド対策を検討し、安全で効果的な広告運用を実現しましょう。