総合買取チェーン“買取大吉”がアドフラウド対策を行う理由は?「アドフラウド被害が減少したことで、デジタル広告費の効果的な運用が可能となりました」
「売りたいモノがあったら大吉へ」でお馴染みの総合買取チェーン「買取大吉」の企画、運営などを行う株式会社エンパワー様。買取業界店舗数No.1を目指して事業拡大中の同社で、凄腕のWebマーケターでもある広告部ゼネラルマネージャーの藤田幸明様にSpider AF導入の背景や成果、不正対策の取り組みに関してお伺いしました。
ー 御社のサービスや、事業内容をお聞かせいただけますか。
弊社は基本的には買取業というのを主軸としてやっているのですが、この事業を運営する上で大切な商品の買取は店舗、出張、催事といったところが主な経路となっています。
さらに弊社は、フランチャイズ事業も同時展開しています。直営の買取店舗も、フランチャイズも同時に増やしております。
ー 広告配信の目的やKPIを教えてください。
基本的には新規集客が目的になってくるのですが、プラスアルファ、リピーター獲得を目的としてSNS広告も運用しています。因みにですが、リピーター率で言うと自社は平均40%くらいあるんですよ。
元々、私が施策を行う前は平均20%だったんですけど、40%ぐらいまで上がってきました。
これは1回目来店後の施策を打つことで、信頼感を得て2回目、3回目と繋がっていると解釈しています。KPIとしては、実は今具体的には決めていない状況ですね。
これは私としてはあえて決めていないというところがあります。
もちろん軽い指標は作っています。なぜ具体的に設けていないかというと、詳細な広告費が定まってきたときに設けようかなと思っています。
年々広告費が上がっていっているので、広告費がある程度一定になり、詳細な効果測定が必要になった時、皆が共通して分かるようなKPIを作るといったところです。
皆さんには自社くらいの規模感でKPI作っていないんですかって驚かれます。
ー では具体的なKPIを設けてないながらも、広告運用で気をつけていらっしゃることはあるのでしょうか?
私としては立場が立場なので、CPA下げつつも一番はコンバージョン数をどれだけ獲得できるのかというのを重要視しています。
だから、広告費の使いすぎはよくないけど、使わなさすぎも良くないので、ROIを鑑みてメリハリを付けて運用しています。
ー デジタル広告以外での施策はあるのでしょうか?
近年少なくなっていると思いますが、自社は折込チラシをメインで活用しています。
ただ実は反響率がとても高いです。良かったか悪かったかとかいうレベルではなく、ROI算出した上でお客さんの地域と、反響率を数字で細かく紐付けして算出しています。
広告のクリエイティブに対して、皆でディスカッションして「こうこうこういう理由だったからこれは良かったよね」「こうこうこういう理由だったからこれ良く無かったよね」というのを全て細分化してしっかりと評価しています。
この考え方はデジタル広告のクリエイティブにも活かされています。
ー 御社のコンバージョンポイントを教えていただけますか?
コンバージョンポイントは、主に2つ置いています。
店舗来店コンバージョンと電話コンバージョンですね。主にこの2つで換算しています。
コールトラッカーというシステムを活用し、実際にちゃんと電話できたかどうか媒体コンバージョンとコールトラッカーコンバージョンに分けています。プラスアルファ、実電話のコンバージョン、この3つで分けた上でこの精度をどれだけ合わせていくかみたいなことをずっとやっていました。
数字って正直嘘付いてくることもあるので、出てくる数字は信じていないんですよ。だから、色々加味したコンバージョンポイントを置く。さっき言った来店コンバージョンも、住所表示オプションを付けると来店コンバージョンが取れる。来店コンバージョンを取りつつ、実際の来店も取りつつ、店舗の人にはアンケートをめちゃくちゃ細かくやってもらっています。
ここまでやって、私はようやく数字というのが、ある程度の見える化ができるのかなと思っています。
その数字を元に、じゃあどうするという流れがやりやすいなと思います。
ー 広告の予算配分は年々WEBが上がってきているのでしょうか?
そうですね。私が入社前と現在を比較した時、WEB広告は6.5倍と相当引き上がっています。1年経ってないくらいでこれまで上げられたのは、効率をどれだけ重視できるかというのがあると思います。
私は、元々WEBマーケターとして入ってきたので、WEBを良くするのは当たり前なんです。
ただいかんせん折り込みは折り込みとて違う客層になってくるので、考え方を変えなきゃいけないじゃないですか。
減らしてこっちを上げるじゃなくて共に上げるというのが私のミッションだなと思っているので、大吉全体の売上が上がることが私にとってのミッションなんです。
ー 年々、自社のWEB広告費が上昇してきた中で、アドフラウド対策の必要性を感じたタイミングを教えていただけますか?
元々はアドフラウドに関して、特に意識はしていなかったのですが、友人の勧めでSpider Labsさんのセミナーを受けたのがきっかけです。
セミナーを聞いた上で、うちももう業界No.2だからライバルが出てきて、競合からの嫌がらせを受けてもおかしくないと認識しました。
その後、御社に話を聞いてもらって、気軽に無料トライアルを受けられると言うことで、試しに1か月間実施してもらいました。
被害総額おおよそ170万円「こんなに競合から嫌がらせを受けていることに衝撃的でした」
ー 無料トライアルを行った結果についてどう思われましたか?
こんなに競合から嫌がらせを受けているの?と驚愕しました。ただ、広告費を使えば使った分だけ、こういうこともあり得るのかと実感しました。良い勉強になった反面、これだけ広告費を無駄にしていたという焦りが強かったですね。
その後この結果を状況を含めて役員の人に「こういう結果が出ているんで、削減した分だけ弊社からしたら利益になるのですぐ入れましょう」って話をしました。私のポジションとして、広告費を無駄にしている事に危機感を覚え、そういうところを洗い出すことも私の仕事だと思っています。
どれだけ会社の利益を上げるかというところが、仕事の1つだと思っているので。そう思うと手段として無駄を省くというのは、正に重要なことであると思います。
ー アドフラウド対策の必要性を感じたところかと思いますが、なぜSpider AFを導入しようと思われたのでしょうか?Spider AF以外も検討されましたか?
まず、アドフラウド対策を行うことで、自社が率先しクリーンな活動をしているということを広められたらと考えていました。
この業界だからこそかもしれませんが、競合含めクリーンな社会にできればと思いツール導入を決めました。
ツール導入に関して、他も探ってみたんですけど、御社の会社としての規模感とか成長率とか含めた上で、ここの会社は安心するよねとなりました。
例え他の人が「良い」と言う判断を出したとしても、うちは関わるところに関してすごく慎重になっているんですよ。
一番の判断材料は今後大きくなるといった中で、ちゃんと共に大きくなれる企業と一緒にやった方がいいので、そういう会社の選び方で御社を選ばせていただいたというのが1つですかね。
ー Spider AFをどのように利用されていますか?
多分、我々はまだちゃんと利用ができていないなと思っています。と言うのも、Spiderさんに自動でアドフラウド対策をしてもらっていて、唯一自社の広告運用数値に「ずれ」を見つけた時活用しています。
この点では安心してアドフラウド対策をお願いできているところが良いところです。
ー Spider AFを導入して運用など変わった点を教えていただけますか?
変わったポイントでいくと、いわゆる気付くポイントが変わったのと、自分たちの狙いたい広告文だったりとか、広告ターゲットがより鮮明にターゲット設定ができるようになったことです。
今まで他社から攻撃されているという認識がなかったので、認識を持つことで、新たに指標ができたというところです。
ー Spider AFの導入効果とCVRについてはいかがでしょうか?
導入当初から考えると、無効クリック率というのは少なくなってきています。あと変な掲載面とかにほとんど出なくなってきました。
そういうことをやるだけでも、無駄クリックは勿論なくなりますし、その分CVRがとても上がるので、僕が入社した当初から換算するとCVRはほぼ2倍くらいになっています。
ー 弊社のサービスで、良いところや改善してほしいところはございますか?
改善してほしいところはあまりないんですけど、強いて言うならアラート機能とかあったらすごく嬉しいと思います。
サイト上からメールでこういうの検出されましたみたいな機能とか。
最近だと我々で言うと、ローカルキャンペーンとかpmaxキャンペーンとかMEO(Map Engine Optimization)特化型の広告なども始めたのですが、開始した際ターゲットにされてしまいました。
なのでこのような事例を見つけた時、自動でアラートが届くとありがたいなと思います。
ー アドフラウド対策において重要だと思うところはどの辺りでしょうか?
アドフラウドの被害が減少すれば、広告効率も良くなるし、無駄な広告を抑えることもできます。
その浮いた費用で新しい広告費が捻出されお客様を集客できるという感覚です。
例えば、数百万円の広告費で100名くらいはお客様を集客できたとして、成約率を算出していくとものすごい利益になるんですよ。
そういうことを換算しても、「無駄な広告費が削減されたから良かったよね」っていう話に留まらず、無駄を省いたことで、こんだけ呼べてこれだけの利益を出していると言うことが明確にできるところが、アドフラウド対策の本質だと思います。
ー 今回はありがとうございました。
◆Spider AF|国内最大級の“アドフラウド/広告詐欺”対策ツール
Spider Labsのサービス「Spider AF」は基本的に“タグ”を埋め込むだけ。ものの5分ほどで設置ができます。
方法としてはGoogle広告はAPI連携ができるため自動で配信除外の設定が可能。Yahoo!、ASPなどは除外設定が必要となりますが、オーディエンス除外を設定すれば次回以降変更は必要ありません。このように特別な作業が発生することはなく簡単に設定が可能となります。
・アドフラウド検知方法とは?↓
【関連記事】アドフラウド対策ツール「Spider AF」のアドフラウド検知方法を解説!
・アドフラウド対策ツールを利用するメリットとは?↓
【関連記事】アドフラウド対策ツールを利用する5つのメリット
◆Spider AF|【導入事例】多くの広告主様がご利用されています
アプリ事業者様やそうでない企業様にも幅広くご利用いただいております。直近では青山商事様はじめとした大手企業様にもご導入していただいております。
関連記事では導入後のリアルなお声をいただいておりますので、ぜひご覧ください。
【関連記事】13日間で73万円の被害額 青山商事「導入しないという選択はない
【関連記事】約600万円のアドフラウド被害を改善!ドリコムによるSpider AF活用方法とは?
◆Spider AF|世界最高水準の認証「TAG」アジア初取得
TAGはWeb広告の信頼性を高めるためにアメリカで設置された認証プログラム。日本ではSpider Labsが初めて取得しました。世界的にはGoogle、Comscore、GroupMなどを中心に世界的大手広告事業者が認定を受けています。
【関連記事】【アジア初】デジタル広告業界への信頼を高める世界最高水準の認証機関TAGの不正防止部門で認証を取得
◆Spider AF|“日本版TAG” JICDAQ アドフラウド対策済み企業を公開
2021年から日本版TAGの“JICDAQ/ジックダック”が設立しました。今後、アドフラウドやブランドセーフティが万全な対策を行っている企業名を公開していく予定です。現在、電通・博報堂などの大手広告代理店をはじめ、国内大手企業が登録申請をおこなっています。
【関連記事】JICDAQとは?目的や設立背景を解説!ブランドセーフティ / アドフラウド除外
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