なぜSpider AFを選んだのか。無料トライアルで実感した、検索広告に潜む予想以上のリスクと対策の重要性とは

なぜSpider AFを選んだのか。無料トライアルで実感した、検索広告に潜む予想以上のリスクと対策の重要性とは

株式会社TYLは、動物病院やペット業界、畜産業界、食品業界に特化した人材紹介事業を主軸に、多角的なサービスを展開しています。同社の事業成長に不可欠なWeb広告運用において、不正クリックによる広告費の浪費という課題に直面していました。

そこでアドフラウド対策ツール「Spider AF」を導入。導入の経緯から、ツール利用料を上回る広告費の返金を実現した具体的な成果、そして今後の展望について、マーケティング企画部 部長の野村 豊様にお話を伺いました。

Spider AF 導入前の課題
  • Google検索パートナーへの広告配信で、不正に広告費を搾取する目的の質の低いページが散見された。
  • 有効な対策がわからず検索パートナーへの配信を停止せざるを得ず、優良媒体への広告出稿機会を失っていた。
  • 広告配信を停止し、毎月数百万円規模の広告費を無駄にしている感覚があった。
Spider AF を導入した決め手
  • 無料トライアルで、主軸の検索広告でも想定以上に多くの不正クリックが検知され、対策の必要性を実感した。
  • 他社では対応が少ないLINEやMicrosoft広告など、幅広い媒体を横断して対策できる点が魅力的だった。
  • 国産サービスならではの日本語による手厚いサポートがあり、コミュニケーションにおける安心感が大きかった。
Spider AF 導入後の効果
  • 不正クリックの検知データを基に媒体へ返金申請を行い、ツールの月額利用料を上回る広告費の返金が実現した。
  • 常に不正クリックを監視・ブロックしてくれることで、これまで抱えていた漠然とした不安が解消され安心感が得られた。
  • 対策が機能していることが可視化され、能動的に媒体へ働きかけることで返金に繋がるプロセスを確立できた。

広告配信に潜む不正クリック。見過ごせないコストが配信停止の判断へ

──貴社の事業内容と野村様の役割についてお聞かせください。

野村様:当社は動物病院やペット業界、畜産業界、食品業界に特化した人材紹介事業をメインに、様々な事業を展開しています。

私はマーケティング企画部で、部長として会社全体のプロモーションやマーケティング戦略の責任者を務めています。主な業務は、主力である人材紹介事業において求職者様を集めるためのマーケティング活動全般です。広告運用はもちろん、SEO対策や既存登録者様へのメール・LINEでのコミュニケーション、さらには人材紹介がスムーズに進むための仕組みづくりまで幅広く担当しています。実務として、私自身が広告の管理画面を直接操作することもあります。

──Spider AFの導入される前に課題はございましたか? また、導入を検討された背景や目的について教えてください。

野村様:当時は、何か特定の大きな問題が起きていたわけではありませんでした。しかし、当社のビジネスモデルは、求職者様を1人ご紹介するごとに対価をいただく成果報酬型のため、売上の源泉となる求職者様の獲得数をいかに増やすか、そして獲得コストをいかに下げるかが事業成長に直結します。

そのため、大きなトラブルはなくても「常により良い状態を目指して改善を続けていく」という意識が常にありました。Spider AFの導入を検討し始めたのも、そうした日々の改善活動の一環という位置づけです。

──アドフラウド(不正クリック)については、当時から認知されていましたか? また、具体的な対策を検討するきっかけがあれば教えてください。

野村様:「アドフラウド」という言葉自体は2021年か2022年頃から知っていて、そういうものがあるんだな、という程度の認識はありました。

本格的にアドフラウド対策を考え始めたきっかけは、2022年から2023年にかけて、Googleの検索パートナーへの広告配信の質が大幅に悪化した時期があったことです。調査してみると、明らかに不正に広告費を搾取する目的で作られたような低品質のWebページが散見されました。

当時は有効な対策がわからなかったので、抜本的な解決策として検索パートナーへの配信自体を停止するという判断をしました。しかし、検索パートナーの中には、本来であれば広告を配信し続けたい優良な媒体も含まれています。そのため「不正なクリックだけを防ぐ方法があれば、配信を再開できるのに」と考えていたのが、具体的な検討の始まりです。

──Google検索パートナーへの配信停止は、広告運用全体にどの程度の影響がありましたか?

野村様:広告費の比率で言うと、Google検索パートナーへの配信は広告全体で見るとそこまで大きくはありません。しかし、金額にすると決して小さくなく、結構大きなインパクトがありました。感覚的には、毎月数百万円規模の広告費を無駄にしているような状態だったと思います。

Google検索パートナーへの配信停止後は、その分の予算をGoogleの検索広告やYahoo!、Meta、LINEといった他の媒体への広告費に振り分けることで対応していました。

決め手は「検知精度」「対応媒体の広さ」「国産の安心感」。3つの軸で比較検討しSpider AFを選択

──アドフラウド対策として、Spider AFを具体的に検討し始めたきっかけは何だったのでしょうか?

野村様:ちょうど検索パートナーへの配信を停止していた頃、ある展示会に参加した際に、Spider AFのセミナーを偶然耳にしたのがきっかけです。

そのセミナーでは、「アドフラウドが反社会的勢力の資金源になっている可能性がある」という話が特に印象的でした。それまでは自社の広告費が無駄になるというコストの問題として捉えていましたが、意図せずそうした活動に加担してしまっているかもしれない、という社会的な視点を得られたのは大きな気づきでしたね。

──セミナーが終わってすぐに導入を検討されたのですか?

野村様:セミナーの中で無料トライアルが可能だと知り、その場で設定を申し込みました。まずは試してどれくらいアドフラウドを検知できるのか試してみようと思ったためです。

その後、本導入のタイミングでは、Spider AFを含めて3社で相見積もりを取って比較検討しました。

──他社サービスと比較検討したうえで、最終的にSpider AFを選ばれた決め手は何だったのでしょうか?

野村様:大きな理由は三点あります。一点目は、トライアルをした結果、当初想定していたディスプレイ広告だけでなく、当社の広告運用の主軸である検索広告でも、予想以上に多くの不正クリックが検知されたことです。これは大きな発見でした。

二点目は対応している広告媒体の多さです。他社サービスはGoogleやMetaの対応が多かったのですが、Spider AFではLINEやMicrosoft広告など、幅広いチャネルを横断して対策できる点は非常に魅力的でした。

そして何より大きかったのが、国産サービスならではの日本語での手厚いサポートです。Spider AF以外のサービスは海外に本社があるため、時差や言語の壁があり、スムーズなコミュニケーションが難しいという懸案点がありました。その点、Spider AFは担当者の方と日本語でしっかりとやり取りができます。この安心感が最終的な決め手になりました。

月額費用を上回る広告費の返金を実現。明確な費用対効果が導入の価値を証明

──Spider AFを導入してみて、具体的にどのような効果を感じていますか?

野村様:正直に言うと、CPA改善のような広告パフォーマンス向上という面では、明確な効果測定は難しいと感じています。というのも、不正なクリックは常に新しい手口で発生するため、検知してブロックするという対策は、ある意味で「いたちごっこ」にならざるを得ないからです。

しかし、費用対効果という点では、明確にプラスになっています。Spider AFを導入したことで、不正クリックの検知データを基に、広告媒体へ返金申請ができるようになったためです。これにより、毎月数十万円の広告費が返金されており、月額のツール利用料を大きく上回る経済的なメリットが生まれています。

──返金はSpider AFを導入したことで実現できたのでしょうか?

野村様:はい、その通りです。実際にSpider AFを通じて申請を始めたタイミングから、Googleからの返金が発生するようになりました。

興味深いことに、こちらから申請をすると、媒体側からは「すべて除外済みです」という形式の返事が来るのですが、実際には申請というアクションを起こさなければ返金はされていなかったのが実情です。

Spider AFで検知したデータを証拠として能動的に働きかけることで、初めて返金という具体的な成果に繋がったと認識しています。この申請プロセスを確立できたことが、直接的なコスト削減に繋がっているのは間違いありません。

──返金以外で感じている効果はありますか?

野村様:Spider AFを導入したことにより「安心感」を得ることができました。導入前は、目に見えない不正クリックに対して漠然とした不安を抱えていましたが、今はSpider AFが常に監視し、ブロックしてくれています。Googleの管理画面を見ても、不正なオーディエンスリストが日々蓄積されているのが分かり、きちんと対策が機能していることを実感できます。

広告費の規模が大きい企業は必見。無料トライアルで自社のリスクを可視化

──実際にSpider AFを日々運用される中で、管理画面の使い勝手や導入時のサポートはいかがでしたか?

野村様:管理画面のUIについては、直感的に操作できるので特に問題なく利用できています。

導入時の初期設定では、対象サイトが10サイト以上あったため、一つひとつ設定していく作業に時間はかかりました。しかし、アカウントの連携やピクセルの設定などで不明点が出た際も、サポートの方に都度確認しながら進めることができましたので、つまずくことなくスムーズに運用を開始できました。この点は、日本語でのサポートを受けられる恩恵を感じられた部分です。

──どのような課題を持つ企業にSpider AFをおすすめしたいですか?

野村様:広告費の出稿額が大きい企業は、一度トライアルを試してみる価値が大いにあると思います。

特に、人材、不動産、美容医療といった、競合性が高くCPAが高騰しやすい業界は、不正クリックのターゲットにされやすい傾向があります。心当たりがある企業は、リスクヘッジのためにも導入を検討すべきでしょう。

また、Google広告への出稿が多い企業にもおすすめです。先ほどお話ししたように、Spider AFのデータを基に申請することで広告費が返金されるという、非常に分かりやすいメリットがあります。ツール利用料を上回るリターンも十分に期待できるので、効果を実感しやすいはずです。

──ありがとうございます!今後も貴社のビジネス拡大に貢献できるよう尽力いたします!

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