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“発送前”に見抜け──年間41万件の不正注文を検知するSpider AF、 GW商戦を前に転売被害への警戒を呼びかけ

“発送前”に見抜け──年間41万件の不正注文を検知するSpider AF、 GW商戦を前に転売被害への警戒を呼びかけ

GW商戦を前に、コスメや健康食品、ファン向けグッズなどの“初回割引”や“限定販売”商品を狙った 不正購入や転売被害が懸念されています。 不正注文を年間41万件以上検知するツール「Spider AF」を提供する株式会社Spider Labs(東京都港区、代表取締役社長:大月 聡子、スパイダーラボズ 以下「Spider Labs」)は、近年の手口の巧妙化を受け、“発送前”の不正対策強化を訴えています。Spider Labsでは、不正注文の挙動をリアルタイムで監視・可視化するツールで、正規ユーザーへの商品提供とEC業界の健全化を支援しています。

初回限定のお得な商品や、限定品を狙った「転売ヤー」の動きが活発化

例年、ゴールデンウィークを控えた4月中旬は、コスメやアパレル、グッズ業界にとって重要な販売ピークにあたります。初回購入限定の低価格で商品提供を行うキャンペーンや、ファン向けに展開される数量限定・期間限定商品の争奪戦が激しさを増す一方で、EC上では転売業者による買い占め被害や高額転売が相次いでいます。
SNS上では「一瞬で完売」「定価の10倍で売られている」といった投稿も散見され、ユーザーの不満やブランドへの不信感が顕在化しています。企業にとっては、「いかに正規ユーザーに商品を届けるか」がブランド体験と信頼維持の鍵となっています。

増加する“技術型”の転売手口、もはや人力ではない

Spider Labsが各社ECにおける不正アクセスの傾向を分析したところ、以下のような巧妙な不正購入の手口が確認されています。

不正注文手法の一例
  • Botによる一斉アクセス・自動購入による秒単位の売り切れ
  • VPNやプロキシサーバを用いたアクセス地域の偽装・制限回避
  • Cookie削除やマルチデバイスを使ったアカウント量産

これらは正規ユーザーのように見えるため、一般的なIP制限や人力による監視では見抜けず、事後の転売発覚まで気づかれにくいのが特徴です。

「Spider AF」が2024年に検知した不正注文は41万件以上

Spider Labsが提供する不正転売検知ツール「Spider AF」では、不正注文の実態を明らかにするため、過去1年間の不正注文検知数を計測しました。

調査概要
  • 調査期間:2024年1月1日〜12月31日
  • 調査機関:株式会社Spider Labs
  • 調査対象:アドフラウド対策ツール「Spider AF」で不正注文検知機能を利用した企業138社
  • 有効回答数:6,834,287件
  • 調査方法:自社データベース

このうちBotによるアクセスや転売目的などの不正と判定された注文は415,392件に上り、全体の約6%を占めています。これは1日あたり平均で約1,135件に相当し、現在も多くの不正注文が日常的に発生していることを示しています。これらの不正の多くは、一般ユーザーと見分けがつきにくい高度な手口によるものであり、従来の人力対応や簡易的な制限では検知が困難なケースが大半です。

ブランドを守る最後の砦は「販売前のセキュリティ」

不正転売は、ブランド価値の毀損、ファン離れ、SNS炎上を引き起こす可能性がある深刻な課題です。購入後の転売防止や発送前の不正チェックは、EC企業にとってすでに当たり前の対応となりつつあります。しかし、対策の網をすり抜ける巧妙な不正が依然として存在し、見逃されているのが実態です。Spider Labsは、こうした“見逃されがちな不正”を可視化し、事前に排除することで、より安全なEC運営を実現します。また、不正アクセス注文の傾向を可視化できる無料診断も実施しています。

不正転売対策は「発送前に」。不正注文をリアルタイムで検知

Spider Labsが提供する不正転売検知サービス「Spider AF」は、各注文に対し、転売目的などの不正な挙動をリアルタイムで監視。これまで見つけられなかった不正注文を可視化します。これにより発送前に適切な対応ができ、企業の転売被害を最小限に抑えることが可能に。またご利用のカートシステムやチャットボットシステムによっては、購入前の段階で怪しい注文リクエストのリアルタイムブロックを行い、企業のブランドと顧客体験を守ります。現在では、コスメ、アパレル、アーティストグッズ、ゲーム・玩具業界など幅広い領域での導入が進んでいます。

実際の導入事例

実際にSpider AFを導入した某EC系企業では、自社だけでは検知できなかった「リスト型転売」への対策が可能に。不正検知データをもとに発送差し止めを継続した結果、不正注文の数がピーク時の3分の1まで減少しました。
この成果は、“発送前に不正を見抜く”というアプローチが効果を発揮していることを示しています。

 Spider Labs 不正転売対策サービス「Spider AF」について

多様化・巧妙化する不正手口に対応するため、Spider AFではユーザー挙動の異常などを多角的に検知します。導入もシンプルで、正規ユーザーの購買体験を損なうことなく速やかに対策を始められます

「Spider AF」機能面の特徴
  • Bot/VPN/プロキシの利用を多角的に検知
  • 通信の異常パターンや挙動から人間を装ったアクセスを見抜く
  • 商品ページや決済ページへの不正遷移をリアルタイムで監視
  • 導入後すぐに結果を可視化できる管理画面を提供

「Spider AF」詳細https://jp.spideraf.com/anti-scalping

Spider Labsについて ── なぜ、私たちは「買えないユーザー」を守るのか

Spider Labsは、「Building a safer and happier future with automation(自動化で安全で幸せな未来を築く)」というミッションのもと、「The best anti fraud company ever(史上最高のアンチフラウドカンパニー)」を目指して、日々インターネット上の不正と向き合っています。私たちは、国内で500社以上に導入されているアドフラウド対策ツール「Spider AF」を通じて、広告不正の検知とブロックを支援してきました。この領域で築いてきた技術と実績をもとに、いまではEC分野へも領域を拡大。コスメ、アパレル、アーティストグッズ、ゲーム・玩具など生活者との接点を持つ業界において、転売やBot購入といった“目に見えない不正”への対策を支援しています。誰かの熱意ある「欲しい」という気持ちが、不正購入によって踏みにじられるーーそんな状況をなくすため、私たちは「不正を発送前に見抜く」という新たな常識を広げています。Spider Labsは、すべての正規ユーザーに商品と感動が届く未来を、テクノロジーの力で実現していきます。

株式会社Spider Labs について

  • 社名:株式会社Spider Labs
  • 本社所在地:東京都港区南青山7-10-3 南青山STビル4階
  • 代表取締役:大月 聡子
  • 事業内容:AIアドフラウドツールSpider AFの企画・開発・運営・販売、データサイエンスコンサルティング、転売・不正リード・アフィリエイト等不正対策ソリューションの提供
  • 設立:2011年4月
  • ウェブサイト:https://jp.spideraf.com/
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