H1 EDITION 2026

アドフラウド調査レポート2026 上期版

推定被害額は年間2,000億円規模へ。

アドフラウド発生率は5.58%へ上昇。人間に近い挙動のbotと、AI最適化配信に潜む死角を実測データで解き明かす。

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アドフラウド調査レポート2026 上期版

このレポートでわかること

2026年アドフラウド調査レポート(上期版)は、Spider AFが計測した40.06億クリック、推定広告流通額約5,610億円をもとに、2026年1〜6月の国内アドフラウド実態をまとめた半期レポートです。分析広告流通額は、2026年の国内インターネット広告媒体費予測の約31%に相当します。推計被害額、攻撃手法の高度化、AI最適化配信の可視性を解説しています。

⚠️ 上期に起きた3つの変化とリスク

アドフラウド発生率5.58%、年間被害2,000億円規模の試算

bot約2.2倍・地域偽装約2.3倍という機械的不正の急増

人間の操作を模倣する高度なbotが構成比64.4%へ

MFAサイト被害の71%がAI配信経由という配信シフト

✅ 下期の運用で効く打ち手

「率」ではなく「量」で優先順位をつけるチャネル点検法

業界別発生率ランキングによる自社水準のベンチマーク

P-MAX透明性アップデート前後の発生率を実測データで検証

AI最適化時代の「学習データ管理」で確認すべきポイント

2026年上期を読み解く 6つの重要指標

2026年アドフラウド調査レポート(上期版)エグゼクティブサマリーより

推定被害額(上期)

約1,000億円(999億9,000万円)

アドフラウド発生率を国内広告市場に当てはめた推計。年間では約2,000億円規模の可能性

アドフラウド発生率

5.58%

広告効果につながらない無効クリックの割合。2025年の4.32%から上昇

botによる無効クリックが急増

約2.2倍

自動プログラムによる無効クリックが約2.2倍。地域偽装も約2.3倍に増加

高度なbotが主流に

64.4%

人の操作をまねるなど、高度な挙動を示すbotがbot全体の64.4%に

MFAサイト被害の71%がAI配信経由

71%

広告収益を主目的に作られたMFAサイトへの被害額のうち、71%がAI最適化配信経由

業界別で最も高い発生率

自動車 15.49%

自動車のアドフラウド発生率は全体平均5.58%の約2.8倍。通信13.19%、電機・家電11.94%が続く

調査概要

国内インターネット広告媒体費の約31%をカバーする解析規模

計測期間

2026年1月1日 〜 2026年6月30日

分析クリック数

40.06億件

分析広告流通額(推定)

約5,610億円

平均アドフラウド発生率

5.58%

bot判定クリック数

約3,057万件

対象国・地域

196ヶ国・46地域

広告モニタリング規模(推計)

国内インターネット広告媒体費の約31%

※2025年・2026年とも同一の集計基準(全ステータス・総クリック数ベース)で再計算。2025年の過去公表値4.81%とは集計範囲が異なります。

よくある質問

Q1. アドフラウドとは何ですか?

広告効果に寄与しない無効・不正な有料クリック(IVT)を指します。本レポートでは、bot、データセンター経由、重複クリック、地域偽装、ユーザーエージェント偽装などをアドフラウドとして集計しています。

Q2. 2026年上期のアドフラウド被害額はいくらですか?

発生率5.58%を広告市場規模に当てはめると、推定被害額は上期だけで約1,000億円。下期も同水準で推移した場合、年間推定被害額は初めて2,000億円規模に達する可能性があります。

Q3. botはどのように高度化していますか?

リクエストを機械的に反復するスクリプト型から、接続元を分散するインフラ分散型、さらに実際のブラウザ上で人の操作を模倣するブラウザ自動化型へと進化しています。高度な挙動を示すbotの構成比は2025年1月の20.4%から2026年6月には64.4%へ上昇しました。

Q4. MFAサイトとは何ですか?

広告収益の獲得を主目的として、広告表示や流入を集めるために作られたサイトをMFA (Made For Advertising)サイトと呼びます。2026年上期はMFAサイトで消化された被害額の71%がAI最適化配信経由で、2025年通年の約62%から拡大しました。

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